阪神・矢野監督 G倒七回降雨コールド勝ち「自分らを後押ししてくれる1勝」
「阪神6-2巨人」(6日、甲子園球場)
阪神は悪天候の下、昨年の悪夢を忘れるほど痛快な白星だ。今季初の伝統の一戦は七回コールド勝ちで、首位をがっちりキープ。矢野監督はメガホンが揺れるスタンドを見渡し、素直に喜びを表現した。
「ジャイアンツでしたし、良いスタートをきりたいところで、きれてうれしいです」
投打がかみ合った。打線が効果的に得点を奪い、先発・西勇はしっかりゲームメーク。昨季は開幕3連敗から始まり8勝16敗と屈辱にまみれたが、「過去のこと。これからを大事にしていきたい」と前だけを向いてきた。
「みんなには去年のこととか言われるし、俺自身も今だと思って臨んでいるけど、勝ちからスタートできるのは、もっともっと今の野球で行くぞとか、チームとして、自分らを後押ししてくれる1勝になると思うので」
開幕10試合を終えて7勝3敗。鮮やかなロケットスタートも「これも終わったことなんで」とケロリ。14年ぶりカード勝ち越しの先にVロードが見える。