阪神 佐藤輝にかわってスタメンの陽川が貴重な勝ち越し打 中日リクエストも判定覆らず

 6回、阪神・陽川尚将は左前に勝ち越し適時打を放つ(撮影・山口登)
 6回、阪神・陽川尚将は左前に勝ち越し適時打を放つ(撮影・山口登)
6回阪神2死一・二塁、阪神ジェフリー・マルテは阪神・陽川尚将は左前打で生還する(捕手 中日・木下拓哉)=京セラドーム大阪(撮影・山口登)
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 「阪神-中日」(4日、京セラドーム大阪)

 均衡が破れた。六回、阪神・陽川尚将内野手の勝ち越し適時打が飛び出した。本塁に突進したマルテがセーフか、アウトかが際どい判定となったため、中日・与田監督がリクエストを要求したが、リプレー検証の結果、判定は覆らず。佐藤輝にかわってスタメンで出場した男が結果で応えた。

 1-1の六回2死一、二塁で迎えた第3打席。カウント2-1から小笠原が投じた119キロカーブを捉えた。打球は三遊間を破り、二走・マルテが一目散に本塁へ全力疾走。左翼・滝野が本塁へ好返球したが、間一髪でマルテが先にホームインした。

 与田監督がリクエストを要求した後、球場内ではホームインの瞬間の映像が流れ、球場のファンはセーフを確信。割れんばかりの歓声の中、改めての審判のセーフジャッジにドームは沸き返った。

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