坂本が大仕事 同点ソロに矢野監督は驚きのポーズ 菅野は天仰ぐ
「阪神-巨人」(8日、甲子園球場)
阪神は二回、坂本誠志郎捕手の2号ソロで試合を振り出しに戻した。
1点を追う二回2死走者なしで打席に立った坂本。菅野が投じた1ストライクからの2球目、内角寄りの146キロ直球を強振した。高々と舞い上がった打球は飛距離をグンと伸ばして右翼席に到達。4月4日の同戦以来、95日ぶりの一発で同点とした。
大歓声を受けながらダイヤモンドを一周すると、笑みを浮かべた矢野監督も両手を広げて驚きのポーズを作った。一方、菅野は打たれた瞬間に本塁打を確信。打球の行方を見届ける前に、思わず天を仰いだ。
坂本は球団を通じて「早く追いつきたかったので、ホームランになってくれてよかったです。まだ序盤なので、しっかり西さんをリードできるように頑張ります」とコメント。梅野が負傷欠場する中、まずはバットで起用に応えた。
坂本の一撃に打線がつながった。続く西が中前打で出塁。近本、糸原も連打を放ち、満塁とした。好機で打席を迎えた糸井。だが、三邪飛に打ち取られて一気に勝ち越しとはならなかった。