大山 2年連続2桁の10号先制3ラン 左翼ポール際「切れなくてよかった」
「交流戦、阪神-楽天」(19日、甲子園球場)
阪神の大山悠輔内野手(24)が初回、先制の3ランを放った。節目の10号で、昨年に続き2年連続の2桁本塁打。引き分けを挟んで4連敗中のチームに、大きな先制点となった。
初回、1死から糸原が四球で出塁。続く糸井は一、二塁間を破ってチャンスを広げた。一、二塁で打席に大山。1ストライクから2球目、真ん中に入った127キロのスライダーをフルスイングした。打球は打った瞬間、スタンドインを確信する推定120メートルの特大弾。5月30日の巨人戦(甲子園)以来、実に17試合ぶりの一発になった。
「打ったのはスライダー。先制点の欲しい場面で狙い球をしっかりと仕留めることができました。切れなくてよかったです」
この日の試合前の時点で、大山が本塁打を放てば7連勝中だ。15日のオリックス戦(京セラドーム)では、一塁走者として二遊間の打球にスライディングせず封殺。逆転負けを喫し、試合後には矢野監督から「論外」と厳しくしっ責された。
ここまで4番として全69試合にスタメン出場。チームの命運を背負う主砲が、バットでチームに貢献した。