原口、甲子園で復帰後初安打 2901人観衆が拍手「最高です!」
「ウエスタン・リーグ、阪神-ソフトバンク」(31日、甲子園球場)
大腸がんからの完全復活を目指す、阪神の原口文仁捕手(27)が八回、大声援を受けながら代打で登場。本拠地・甲子園で復帰後初ヒットを放った。
1点リードで迎えた八回2死走者なし。ベンチから背番号「94」が出てくると、詰めかけた2901人の観衆は大きな拍手で迎えた。原口が甲子園に帰ってきた。球場のムードも高まる中、その初球だった。
ソフトバンクの3番手・田浦の140キロ直球を鋭いスイングで捉える。打球は左翼の右を痛烈な当たりで破っていき、二塁打に。「H」ランプがともると、大きな歓声が巻き起こった。後続が倒れ、得点には結びつかなかったが、ベンチへと戻る原口へ。温かいたくさんの拍手で包まれた。
甲子園でのヒットは、昨年の10月5日・中日戦以来だった。ファンも、仲間も待ち望む完全復活。試合後には「(甲子園は)いい球場。楽しかったですし、最高です!!」と笑った。また一つ、原口が夢を描いた。
関連ニュース




