才木、江夏以来51年ぶり10代で巨人戦2勝狙う 前回は黒星「やり返したい」

 阪神の才木浩人投手(19)が次回先発予定の8日・巨人戦(東京ドーム)で51年ぶりの快挙達成に臨む。阪神投手として10代で巨人から2勝すれば1967年に3勝を挙げた江夏豊以来となる。5月27日の同戦では6回無失点でプロ初勝利を飾った若虎。6日は甲子園の室内練習場で行われた投手指名練習に参加し、決戦に備えた。2位・巨人を倒し、勢いを加速させる。

 聖地で繰り広げられている熱戦の歓声を耳にしながら、黙々と汗を流した。巨人に甲子園で3タテを食らった屈辱は、勝利で払しょくするしかない。室内練習場でキャッチボールやダッシュなどで調整した才木。伝統の一戦を制し、偉業を成し遂げる。

 「負けたので、その辺はしっかりやり返したいなという気持ちでもある。そういうのをしっかり結果で出せたらいいかと思います」

 後半戦開幕カードとなった7月16日からの巨人3連戦で3連敗を喫した。才木も3戦目となった18日のマウンドに上がり、5回3失点。敗戦投手となったが、粘りは見せた。巨人はプロ初勝利の相手。今季は2試合で1勝1敗と五分の勝敗で、防御率も2・25と悪いイメージはない。

 勝てば大先輩の記録に近づく。阪神投手として10代で巨人から2勝すれば、1967年に3勝を挙げた江夏豊以来51年ぶりの快挙だ。高卒投手の秋山や藤浪らも10代では1勝ずつに終わり、成し遂げることができなかった。

 明確な課題を持ちマウンドへ上がる。「まずはいらないフォアボールを出さないこと。最近それが絡んでの失点が多いので。走者をためないというか、リズムよく投げていければいいかなと思います」。巨人打線封じへ青写真を描いた。

 7日から4週連続で続く6連戦。投手陣の疲労を軽減させるためにも先発陣の奮闘が必要不可欠だ。「先発で投げさせてもらっているので、先発としての役割を果たせるようにしたい。少しでも長いイニングを投げてリリーフの方の負担を掛からないようにできたらいい」。10代パワーをフル稼働させて任された仕事を全うし、その先の白星を狙う。

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