鳥谷12戦ぶり安打 代打で結果も「1本出ただけ」 連続出場試合は1935に
「阪神8-3ヤクルト」(22日、倉敷マスカットスタジアム)
拍手と声援を背に打席に入り、快音で応えた。阪神・鳥谷が5月6日の中日戦以来12試合ぶり、14打席ぶりとなる安打を記録し、倉敷のファンを沸かせた。
「まあ、1本出ただけなので。続けられるようにしたいです」
六回だった。先頭から代打で登場すると、追い込まれながらも風張の5球目の直球を鮮やかに中前に運んだ。代走・熊谷を送られると、さらに大きな歓声を浴びながらベンチに戻った。
スタメン出場した20日の中日戦では3タコ。金本監督は、連続出場の記録への配慮を問われ「本人と話さないといけないところもあるだろうし」と改めて話し合いの場を設けることを示唆したため、起用に注目が集まっていたが、チャンスを与えた1打席で、鳥谷が結果で応えた。
連続出場試合も、これで1935試合に。金本監督は「ああいう力のある真っすぐを投げるピッチャーから、ああやって打てるわけですから、自信にしてほしいですしね」と話し、巻き返しに期待を寄せた。