阪神の糸原健斗内野手（２５）が２０日、定位置奪取へ年末年始の徹底強化を誓った。鳴尾浜で若手選手を中心にした強化練習が終了。本格的なオフに入るが、「秘密の特訓。めちゃくちゃ（体を）強くしてきます」と、妥協のないトレーニングでパワーアップを図る。

　この日は走り込み後、室内で黙々と打撃練習。年の瀬を迎え各選手が帰省の時期に入る。“秘密”の練習について、糸原は「アスリートに行きます。その後は島根に帰って（母校の）開星で練習です」と説明。今後は、金本監督らも通う広島のジムなどで、トレーニングを継続していく。

　「技術も体も全部鍛えて、ケガをしないようにやっていきたい。ケガをしたら何も戦力としてならないので」

　１年目の今季は右膝内側側副靱帯（じんたい）を損傷して途中離脱。結果的に６６試合の出場に終わったが、一時は遊撃の定位置をつかみかけた。「全然、秘密じゃなくなりましたね」。ちゃめっ気たっぷりに笑う若虎は、「体を鍛えまくります！！」と、強い覚悟を持ってオフを迎える。