掛布2軍監督、特守で打撃向上や 「捕る」と「打つ」ポイントは同じ!

 阪神の掛布雅之2軍監督(61)が21日、東大阪市の「スーパースポーツゼビオ東大阪菱江店」で行われた美津和タイガートークショーに出演。2月1日から始まる安芸2軍キャンプで、守備の基本を徹底させるプランを明かした。昨秋のキャンプで新井良に実践させ、手応えを得たミスタータイガース。守りから打撃向上へのアプローチを取っていく。

 若虎を伸ばすためにはどうしたらいいか-。2軍監督として1年間、采配を振ったミスタータイガースは、ある結論に達した。「去年は打たせよう、打たせようと思ってやったけど、守る、ボールを捕るポイントを考えてやろうかと」とキャンプの方針を明かす。

 「自分が守りから入った選手だから。ボールを捕るポイントと打つポイントって一緒だと思うんだよね」と語った掛布2軍監督。ボールを捕球する際、グラブと両肘の角度は三角形になる。そしてつかむまで目を離さない。

 打撃も同じで、ミートポイントでは両肘とバットを持つ手は三角形になる。そこで早く視線が切れたり、三角形が崩れれば強いスイングができず、選球眼も悪化する。実際に昨年の秋季キャンプ中、新井良にボールの捕球位置を修正させた。

 「もうちょっと前で捕れってね。どうしても体の近くで抱き込もうとする。良太は打つポイントも近いでしょ。だから腕の動きだとか、考えろと。それで良太は打つ方の状態もすごく良くなった」。年末に85年日本一の吉田義男元監督と言葉を交わした際にも同様の話題になった。

 守備練習を増やすことで「ボールをちゃんと見るポイントも絶対に良くなる。そういう部分を覚えていこう」と意識を徹底させる考え。具体的な練習メニューについては23日のスタッフ会議でメンバーが決まり、その後に行われる2軍コーチ会議で詰める予定だ。

 「安藤(統男)さん、一枝(修平)さんらがよくノックしてくれたけど、安芸キャンプでは特打も名物だったけど、特守の方がすごかったもんね。そこから打撃を考えていったから」と力を込めた掛布2軍監督。1人でも多くの若虎を伸ばすために、いろんな角度から成長のヒントを与えていく。

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