阪神、公示後1分で糸井に連絡 11日に初交渉

 コミッショナーからFA宣言選手が公示された10日、阪神がオリックスから国内FA権を行使した糸井嘉男外野手(35)に公示後すぐ3時1分に連絡を入れ、交渉解禁日となる11日午後に大阪市内のホテルで入団交渉を行うことが決まった。

 ルールに沿い、これまで沈黙を貫いてきた阪神の高野栄一球団本部長が「本人とコンタクト可能になった時間に(糸井選手と)連絡を取り、明日お昼に金本監督同席のもと会うことになりました」と説明。同交渉には四藤慶一郎球団社長ら幹部のほか、金本知憲監督が駆けつけることも正式に決定。現在、高知・安芸の秋季キャンプに参加している指揮官は、この日夕方の航空機で帰阪し、スタンバイする。

 今季、得点力不足に泣き4位に終わった阪神は、早くから補強ポイントを「攻撃力」に定め、金本監督の強い要望のもと国内FA権を取得した糸井の獲得調査を継続。京都出身の糸井が地元関西に強いこだわりがあることも調査済みで、糸井がFA宣言すればオリックスとの一騎打ちになることもかねて想定していた。

 金本監督が11日に糸井と直接対面し、必要戦力として熱っぽいラブコールをぶつける。

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