虎のレジェンド福原40歳でタイ獲る!

 阪神・福原忍投手(39)が13日、甲子園での自主トレを公開した。チーム最年長であり2年連続で最優秀中継ぎ投手となっているが、40歳シーズンとなる今季にタイトル獲得となれば、史上5人目の快挙となる。投手キャプテンも務める虎のレジェンドが、チームを勝利へ導く投球を積み重ね、球界のレジェンドへの仲間入りを果たす。

 何より願うのはチームの勝利であり優勝となる。投手のキャプテンとして、金本阪神1年目に迎える自身40歳のシーズン。年齢を感じさせることなく投げ続けられれば、新たな偉業も視界に入ってくる。チーム最年長の福原が、節目にさらなる飛躍を誓った。

 「(タイトル獲得は)実際そこまで考えてなくて、シーズンに入って1試合1試合を投げていくというか、そういう感じですね。(その結果として)そうなれば、はい」

 昨年は5年連続の50試合登板を達成し、2年連続で最優秀中継ぎ投手に。タイトルにこだわりはなく、チームの勝利と共に近づければいい。「体力的な面で(年齢は)感じたことはない。投げたりするのはそう感じることもないですしまだまだ体は動くので」。年齢による衰えは感じない。昨年同様の投球を披露する自信はある。

 だからこそ、3年連続のタイトル奪取の可能性は十分だ。それだけでも偉業となるが、さらに過去、40歳シーズン以上でタイトルを獲得したのは村田兆治、門田博光、大野豊、タフィ・ローズの4人だけ。球界のレジェンドへの仲間入りは、決して夢物語ではない。

 ここまでの自主トレは「(昨年と)同じペースでやってるつもりだし、キャンプまでにブルペンも何回か入れたらいいなと思います」と順調。下半身のトレーニングをテーマに置く中、この日もキャッチボールやランニングで軽快な動きを見せた。守護神候補としてマテオが加入するものの、福原も抑えを任される可能性はある。

 「投げろと言われたところで投げられるように準備するだけです。本当に、どこでも投げられるように。先発以外は(笑)」

 節目が重なり合う。鉄人監督が指揮する変革のチームで、頼れる鉄腕が迎えた勝負の一年。「(チームが)変わるというか、変わらないといけないと思いますし。優勝のために変革というか必要だと思うので」。積み重ねるのはチームへの思い。その先に新たなステージが待っている。

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