小技も磨け!野手全員がスクイズ特訓
「阪神秋季キャンプ」(8日、安芸)
野手陣が8日、スクイズの練習に着手した。今季、スクイズでの得点はチームでゼロ。新生タイガースは小技での攻撃にも重点を置く。
第2クール2日目。野手全員でスクイズ練習に取り組んだ。「ファウルが多い。サインプレーは一発で仕留めないといけない」。高代ヘッドコーチが中心となり一、三塁と走者をつけて、より実戦に近いかたちで行った。
この日は打球が転がったのを確認してから三走がスタートする「セーフティースクイズ」を練習。得点力不足解消のため、打てる手は全て打つ構えだ。
その重要性を感じている一人が、大和だ。9月21日・ヤクルト戦でスクイズを試みたが失敗し、負けて自力優勝も消えた。「大事な練習だと思います。1球で決められるようにしたい」。苦い記憶を払しょくするためにも、百発百中で成功させる技術を身につける。
野手陣はフリー打撃中にバスターを行うなど、他にも小技を使ったサインプレーの反復練習に励んだ。猛虎は「変革」を推し進めている。