呉昇桓、初実戦で被弾も納得の試運転
「阪神紅白戦、白組3‐10紅組」(20日、宜野座)
呉昇桓投手(31)が20日、紅白戦で実戦初登板を果たした。紅組の4番手として六回から登板し、新井にスライダーを左中間席へ運ばれ1回2失点。だが最速145キロを記録するなど、剛腕の片りんを見せた。
「今日は練習のようなもの。打者を立たせたというだけ」と涼しい顔の石仏。新井に2ランを浴びたが、今成から「石直球」で三振に奪うなど、まずは納得の試運転となった。
中日・井本スコアラーは「インステップからの投球に打者が苦しむ。左打者の内角にも、角度がある球が切れてくる」と警戒。登板前は自軍の攻撃時間が長くなると、腕立て伏せなどで登板の準備を整える一幕も。「問題なく、良かったと思う」という一言に、自信がにじんだ。
