藤川が桧山の引退を知り、感じた恩
今季限りでの現役引退を7日に表明した阪神・桧山に対して、カブス・藤川球児がアメリカからねぎらいの声を送っている。
7月28日に携帯電話が水没して以来、ブログの書き込みがなかった藤川だが、今回「桧山さん」と題して43日ぶりに更新した。
「桧山さん引退ですか。ここには書ききれない程の恩がありますね」と更新を思い立ったものの、書き切れない思いが湧いてきた。
桧山の会見での様子をネットで知ったのか「清々しい表情で会見したとの事を記事で見ました!それが本当ならば、とても幸せな野球人生だったのだと思います」と先輩を思いやった。
そして、かつて桧山に真剣に聞いてみたあることを思い出した。『阪神でずっとプレーし続けるにはどうすれば良いのですか?』という質問だ。
「同じ環境でやり続ける事は凄く難しく根気のいる作業ですからね!やはり、僕には到底真似する事の出来ない素晴らしく偉大な先輩でした」と桧山を改めて称える。
藤川はその際の桧山の答えをブログに書いてはいない。自らは悩んだ末、夢を追っていまアメリカにいる。右ひじを痛めて手術し、来年の復帰を目指してアリゾナで孤独なリハビリに取り組んでいる。
「引退試合見たい、、です」と遠く日本を、先輩のことを考えながら、藤川はなお自らの夢を追う。