右肩後方関節唇（しん）損傷からの復活を目指し、２０日の広島戦（高松）でオープン戦に初出場する阪神・新井貴浩内野手（３６）が１９日、午後９時すぎに香川・丸亀市内の宿舎に合流。残り５試合で開幕１軍切符をかけた５番勝負に挑む。

　１軍合流イコール開幕１軍を意味するのかという問いに黒田ヘッドコーチは首を振った。「そうじゃない。５試合を見てから。状態が悪かったら２軍の開幕もある」と内容次第では、開幕１軍メンバーから外す可能性を示唆した。

　新井は「１日を大切にして、しっかりと上げていきたい」と球団広報を通じてコメントした。約束されたポジションはない。安住の地は力で奪い取らなければならない。苦悩のリハビリを経て、生まれ変わった姿を見せる。