C大阪のGK金鎮鉉が柏サポーターに激高 差別的行為か…試合は数分間中断
「明治安田生命J1、柏1-1C大阪」(10日、三協フロンティア柏)
C大阪の韓国人GK金鎮鉉(30)が柏サポーターに激高した。後半35分過ぎ、ゴールキックを蹴ろうとした際に突然プレーをやめ、そのまま主審に歩み寄り、両手で目をつり上げる仕草で異議を唱えた。柏MF大谷がゴール裏のサポーターの下に向かい仲裁に入ったが、試合は数分間中断した。
柏の運営担当によると「ゴール裏のサポーターから指を使って目をつり上げたとみられるジェスチャーがあったと聞いている」と説明。セキュリティーカメラやDAZNの映像などを調べた結果「当該行為は確認できなかった」と話した。柏側はサポーターへの聞き取りを検討するなど、引き続き調査を行う意思を示した。
金鎮鉉は試合後「僕からは何も言わない。次からはこういうことが起きないように」と気丈に話した。また、C大阪の玉田社長は「差別的な表現があったと聞いている。あの大人しいジンヒョンがかなり頭にきていた」と明かした。