本田 ミラン退団へ「ミラニスタにありがとう」今後の決断に注目集まる
「イタリア1部リーグ、ACミラン3-0ボローニャ」(21日、ミラノ)
ACミランの日本代表FW本田圭佑(30)はボローニャ戦で後半12分から途中出場し、同28分に左足FKで今季初得点した。リーグ戦のゴールは16年2月14日のジェノア戦以来。試合後に自身の公式ツイッターで今季限りの退団を表明した。リーグはクロトーネに快勝したユベントスが史上初のリーグ6連覇を達成した。
ベンチを温める姿が当たり前になっていた本田が、久々にACミランの背番号10にふさわしい精彩を放った。後半12分から途中出場し、迎えた同28分。ゴール正面約20メートルから左足で蹴ったFKは鋭く曲がり、GKの手をはじいて右ポスト際に吸い込まれた。
「一言だけ、いいですか。ミラニスタ(ミランのファン)にありがとうと言っといてください」
試合後、それだけを言い残し、今季最後のホームゲームとなったサン・シーロ・スタジアムを引き揚げた。
その後、自身の公式ツイッターで「今季でミランを離れますが、また近いうちにお会いできることを楽しみにしています。私は自分の目標に向かって日々頑張っていきます」とイタリア語でつづり、今季限りでの退団を表明した。
CSKAモスクワ(ロシア)から14年1月に加入し、今季限りで3年半の契約が切れる。今季途中から欧州や米国への移籍が取り沙汰され、一部でJリーグ復帰も報道された。本田の決断に注目が集まる。