J3最年少デビュー・平川、ゴールをアシスト J1も「遠くない」

 「J3、FC東京U-23 4-1SC相模原」(30日、味の素フィールド西が丘)

 FC東京U-23のMF平川怜(16)がSC相模原戦の後半16分から途中出場し、16歳6カ月10日でJ3最年少出場記録を更新。平川は「できるだけ早くデビューすることを目標にしていたのでうれしい」と、まだ幼さの残る顔ではにかんだ。

 ボランチに入り、Jリーグデビューの高校1年生らしからぬ落ち着いたプレーを随所に披露。中村忠監督(45)が「技術的に高いし、ボールをよく動かすようになった」と評価したように、ミスのない正確なプレーでシンプルにボールをはたき、中盤にリズムを生み出した。

 1点を先制されていたFC東京U-23は平川の投入後に4点を奪い逆転勝ちした。平川は3-1の後半47分、自陣からバックスピンの利いた約40メートルの縦パスを通し、ハットトリックとなるFW林容平(27)のゴールをアシスト。「(林が)フリーだったので裏に出せばGKと1対1になるかなと思った。少し(パスが)長かったが、点につながって良かった」と振り返った。

 堂々のデビュー戦を終え、確かな手応えをつかんだ。「プレッシャーがユースとは全然違った。これを経験できたことは大きい。J3で一番にならないとJ1で活躍できない。もっと早く上(トップチーム)の試合に絡みたい。そこも遠くない」とさらなる高みも見据えた。

 平川は2000年4月20日生まれで東京都調布市出身。上ノ原SC-FC東京U-15むさし-FC東京U-18を経て、9月16日にFW久保建英(15)とともに2種登録が発表されていた。

 20年東京五輪を20歳で迎える。9月にインドで行われたU-16アジア選手権ではU-16日本代表として5試合中4試合に出場。来年のU-17W杯出場権獲得に貢献した。

 Jリーグ全体の最年少出場記録は、04年3月13日に当時J1東京Vに所属していたFW森本貴幸(現川崎)が記録した15歳10カ月6日となっている。

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