ピケがW杯本大会後の代表引退を宣言 度重なる個人批判にウンザリ

 「W杯欧州予選、アルバニア0-2スペイン」(9日、シュコドラ)

 スペイン1部リーグ、バルセロナの同国代表DFジェラール・ピケが2018年ロシアW杯を最後に代表引退すると宣言した。この日、試合後の取材で「怒りに任せて思いつきで決めたんじゃない。しっかりと考えたこと。全力でやってきたけどもう我慢できない。ロシアの後も僕はまだ31歳だけど、もう代表には来ない」と明かしたという。マルカ紙など10日のスペイン各紙が報じた。

 バルセロナ出身のピケはカタルーニャ州の独立運動に積極的に関わり、その考えを自身のSNSなどで公言している。これに対し「スペイン(の国)に対して敬意を欠いている」「スペイン代表ではバルセロナのようなプレーをしていない」といった批判が一部にあり、スペイン国内での試合でブーイングを浴びる事態が発生していた。

 その一連の流れで起きたのがこの日のアルバニア戦。ピケが快適さからユニホームの長袖を切って半袖にしたのを受け、インターネット上で「(スペイン国旗の色の)黄色と赤が入っている部分を切った」との批判が出ていた。ピケは「今回の件はコップからこぼれる『しずく』のようなもの。どれだけやっても僕がここに居ることを望まない人たちがいて、僕が代表へ来るという情熱を失うように企て、その目標を達成した」と説明した。

 なおスペイン協会は公式声明を発表し、別選手の長袖ユニホームの写真を掲載。指摘にあった「黄色と赤の部分」がないことを明らかにすることで“えん罪”を証明してピケを擁護している。

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