震災後初ホーム代替開催で熊本敗れる

 「J2、熊本0-1水戸」(22日、日立柏サッカー場)

 熊本は熊本地震の影響で本拠地うまかな・よかなスタジアムが使用できないため、地震後初のホーム戦の水戸戦を柏市の日立柏サッカー場で代替開催し、0-1で敗れた。札幌は讃岐に1-0で競り勝ち、5連勝で首位を守った。岡山が愛媛に2-1で逆転勝ちし、2位に浮上。

 届かぬ勝利がもどかしい。熊本地震後、J1柏の本拠地で初の代替開催となったホームゲームに、熊本は0-1で敗れた。3月26日の長崎戦以来の白星はつかめなかった。

 耐えきれなかった。守備を重視して試合に入り、前半は無失点も、後半36分に左サイドを破られて失点。「何とか勝ち点3を持って帰りたかったけど…」。フル出場のFW巻は唇をかんだ。

 8201人の観衆が見守り、県のキャラクターである「くまモン」も登場。試合前には、熊本出身の歌手・水前寺清子が「三百六十五歩のマーチ」を熱唱するなど盛り上げた。巻も「自分たちのホームみたいに真っ赤に染めてもらった」と語ったが、無得点に終わった。

 中断を挟んで4連敗。「何度でもチャレンジして、くじけずに勝利を目指していきたい」と巻。前を向き、次なる戦いに備える。

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