なでしこ、みんなで連覇!安藤が合流へ

 「カナダ女子W杯・決勝、日本-米国」(5日、バンクーバー)

 決勝で米国と対戦する日本代表は2日、チャーター機で空路、エドモントンから会場となるバンクーバー入りした。1次リーグ初戦のスイス戦で左足首を骨折して戦線から離脱し、日本で手術を受けたMF安藤梢(32)=フランクフルト=が、決勝前日にチームへ再合流することが正式決定。佐々木則夫監督(57)は「安藤選手も合流して、みんなで米国と戦う」と話し、23選手にスタッフも含めた総力戦で連覇を達成すると力強く宣言した。

 バンクーバーでなでしこジャパンを出迎えたのは、ギラギラと照りつける太陽だった。5日はさらに暑くなり、開始時刻には気温33度になると予想されている。ただ、暑くなるほど、動ける日本は有利との見方もある。相手の足が止まる一方で最後まで躍動し続けた、準々決勝のオーストラリアの再現も狙える。

 佐々木監督は「わずかな準備しかできない。しっかりチームワークを持って、強豪のアメリカさんと戦うだけ」と、コンディション調整が勝利の鍵を握ると強調した。

 4年前のドイツ大会決勝は、延長戦の末に競り勝って初優勝したが、過去30戦で90分間の勝利は1回。12年のアルガルベ杯(ポルトガル)で1-0で勝っただけだ。

 佐々木監督は、今大会の米国を「バックラインはスピード豊かで、守備力は高い。攻撃もパンチ力がある。世界ナンバーワンのチーム」と評する。しかし「われわれが気後れすることなく、自分たちのサッカーをできれば勝機はある。とことん、最後の最後まで立ち向かう思いで頑張りたい」と必勝を誓った。

 試合前日には安藤が合流する。「アンチ(安藤の愛称)のために」と一丸となり、さらにモチベーションを高め、天候まで味方につける「総力戦」で再び米国をたたき、世界の頂点に立つ。

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