豪州がUAE撃破!2大会連続の決勝へ
「アジア杯・準決勝、オーストラリア2-0UAE」(27日、ニューカッスル)
準決勝の残り1試合が行われ、初優勝を目指す開催国オーストラリアが2-0でアラブ首長国連邦(UAE)を下した。オーストラリアは準優勝した前回大会に続く2大会連続の決勝進出で、31日にシドニーで韓国との決戦に臨む。30日の3位決定戦はイラク-UAEとなった。
狙い通り、立ち上がりに勝負をかけた。オーストラリアは前半14分までに2点を奪い、余裕を持って決勝への切符をつかんだ。ポステコグルー監督は「日本戦を見て序盤が大事だと思った。早い時間帯に得点し、その後は試合をコントロールできた」と余韻に浸った。
UAEは準々決勝の日本戦で前半7分に先制点を奪っている。その二の舞いを避けるため、試合の入り方に細心の注意を払った。前半3分、体格で優位に立つCKでセインズバリーが頭で合わせ、相手の出はなをくじく。11分後に追加点を挙げ、流れを引き寄せた。
守っても相手のキーマンのO・アブドゥルラフマンがボールを持てば危機を察知。油断を見せて敗退した日本とは対照的に、攻守に相手への分析の成果を感じさせた。
スタンドから大歓声を受け、地元優勝へあと一つと迫った。攻撃を引っ張る22歳の新鋭、ルオンゴは「大会前から優勝することを目標にしてきた」と大一番を見据えた。