「イタリアリーグ、ACミラン1-0ベローナ」(19日、ミラノ)
MF本田圭佑(27)の所属するACミランは、ホームでベローナを1‐0で下した。セードルフ監督就任後の初戦で、本田はトップ下でリーグ戦に初先発。ワントップのバロテリや2列目のカカ、ロビーニョらと連係して好機に絡んだが、ゴールは決められなかった。チームは後半37分にバロテリのPKで決勝点を挙げた。インテル・ミラノの長友佑都(27)はアウェーのジェノア戦に左MFでフル出場。チームは0‐1で敗れた。
セリエA初先発のポジションは得意のトップ下。初采配のセードルフ監督から早くも信頼を得たが、自身のプレーで得点を生み出せなかったことには不満が残る。「個人的にはまだまだ質を高めていかないと」「全然ですよ。まだ50%もいっていない」と、テレビのインタビューに反省の言葉を並べた。
雨の中、球離れの早いシンプルなプレーで攻撃にリズムをもたらしつつ、ゴール前に積極的に顔を出した。序盤はクロスに果敢に飛び込み、前半29分にはカカとの細かいパス交換で守備を切り崩した。後半11分にはペナルティーエリア外から得意の左足でゴールを狙った。CKのキッカーも務め、従来の布陣「4‐3‐2‐1」から「4‐2‐3‐1」に変わった攻撃陣を操った。
疲労からかコンディションの悪さもかいま見せたが、後半18分にベンチに退く際には、熱狂的なミランサポーターたちから「オーレー・オレ・オレ・オレー、ホンダー、ホンダー」という大合唱が湧き起こった。
22日にイタリア・カップ、26日にはアウェー、カリアリ戦を控える。体調を考慮して後半に交代を決めた指揮官は「本田はベストの体調に持って行く途中の段階」と、わざわざ名前を挙げて気遣った。
「自信はあります。監督とコミュニケーションは英語でしっかり取れている。さらに話し合って何を僕に求めるのか、時間をかけてクリアにしていきたい」。不完全燃焼に終わった、ACミラン3戦目。新司令塔は、もちろん前だけを見据えている。