ダイナマイト関西30年の現役生活に別れ

 「女子プロレス・OZアカデミー」(11日、後楽園ホール)

 膠原病を20年近く患い、11年には肺がんで肺の左半分を摘出していたことを今年3月に明かし、年内での引退を宣言していたダイナマイト関西(47)が最後の試合を行い、30年の現役生活に別れを告げた。

 最後の相手に同期でライバルの尾崎魔弓を指名したが、尾崎のセコンドから容赦ない暴行を受け側頭部から流血するなど大苦戦。それでも岩石落とし10連発などで反撃し、最後は必殺スプラッシュマウンテンで30分超の激闘に終止符を打った。

 セレモニーでは、各団体の選手、OGに加え、俳優の谷原章介、お笑い芸人のくわばたりえらの有名人も花束などを贈呈。尾崎が関西の“卒業証書”、自身は尾崎への手紙を読み上げると、2人は涙の抱擁を交わした。

 関西は「胸を張ってこのリングを降りることができます。本当に燃え尽きるまで戦い抜きました」と清々しくあいさつ。今後については「ゆっくりして、体を治してから、少しずつ考えていることをやっていければいいと思う」と話した。

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