岡田博喜、日本王座卒業する 6度目防衛戦

 「日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦」(11月1日、後楽園ホール)

 前日計量が31日、都内の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、6度目の防衛戦に臨む岡田博喜(26)=角海老宝石=は63・5キロ、挑戦者で同級8位の細川バレンタイン(35)=宮田=は63・2キロで、ともに一度でクリアした。

 岡田は今回から栄養士の指導の下、減量に取り組んだ。「きっちり3食食べました。野菜、炭水化物-。これまで炭水化物は抜いていたんですが、エネルギーになるから、とご飯も麺も食べました」と手応えを実感。

 細川については「いつも通り、何をされても対応できたらいいと思っています。ガンガン来てくれればやりやすい」と特別な意識はない。「今後に向けては変な試合はできない。東洋、WBOアジアを考えています。(WBO王者=一力の)近藤(明広)さん、やってくれないかな。世界は、上とやって結果を出してからでないと言えない」と、日本王座は今回の防衛で卒業するつもりだ。

 一方、13年に日本、東洋太平洋同級王座挑戦に失敗し、今回が3度目の王座挑戦となる細川は「朝、赤飯のおにぎり3つと豆乳を飲んできました」と減量とはほど無縁で計量を終えた。金融関係の企業に勤めるサラリーマンで、自分の努力と職場の理解に感謝しながらボクシングを続けている。

 「チャンピオンは超ツエーな!に尽きる。ミニマム級からミドル級まで、一番安定感のあるチャンピオン、最強だと思う。小細工して勝てる相手ではない。ありったけの自分をぶつけたい」と、熱い思いで念願のタイトルを取りに行く。

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