松本晋太郎が初防衛に失敗 「やりにくかった」と完敗認める

初防衛に失敗しうなだれる松本晋太郎
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 「東洋太平洋スーパーミドル級タイトルマッチ12回戦」(17日、後楽園ホール)

 4月に清田祐三(フラッシュ赤羽・引退)を負傷判定で破り、3度目の挑戦で悲願のベルトを巻いた松本晋太郎(31)=ヨネクラ=が、同級3位のジェイド・ミッチェル(30)=豪州=に10回0-3(92-99×2、92-100)の負傷判定で敗れ、初防衛に失敗した。

 立ち上がりから猛然と襲いかかる相手に飲み込まれた。手数とスピードに圧倒され、4回には右目尻を切り裂かれた。「スピードは想定内だった」と言うものの、足も使われ反撃の糸口をつかめないまま、回を追うごとにポイントで大差を付けられた。

 10回、前に出たとこで頭部がぶつかり合う偶然のバッティングで傷口が広がった。出血が激しくなり、レフェリーが試合をストップした。

 松本は「やりにくかった。焦りがなかったと言えばうそになる。気持ちが先走って、大振りになった。中盤はボディーをコンビネーションにつなげたかったが、つなげさせてくれなかった。うまかった」と完敗を認めた。

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