井上尚弥の相手が練習公開「チャンスをものにしたい」

練習を公開したペッチバンボーン
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 「ボクシング・WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(9月4日、スカイアリーナ座間)

 王者・井上尚弥(23)=大橋=に挑戦する同級1位のペッチバンボーン・ゴーキャットジム(31)=タイ=が30日、横浜市内のジムで練習を公開。縄跳びとシャドーボクシング、ミットとサンドバッグを打ち込んだ。「得意なパンチは左フック」と言い、打ち下ろしで放つ独特のフックを披露した。

 2010年の初来日以来、過去4回と来日経験は豊富だが、2012年には河野公平(現WBA世界スーパーフライ級王者=ワタナベ)に8回判定負けするなど、4戦全敗。だが、現在16連勝中と乗っており「調整はうまくいっているし、減量も問題ない。あと3ポンド(約1・4キロ)くらい。井上は日本のスーパースターなので、闘えてうれしい」と話した。

 14年9月に井上尚がWBO世界ライトフライ級王座の初防衛戦でサマートレック・ゴーキャットジム(タイ)を11回TKOで下したときには、サマートレックのセコンドに付いていた。「エキサイティングな試合だったけど、今回はそれほど興奮していない。右ストレートとボディーを警戒して、各ラウンドしっかり対応したい。チャンスをものにしたい。(勝率は)五分五分と思う」と自信も見せた。

 今回の世界初挑戦では97年に勇利アルバチャコフ(協栄)を破った元WBC世界フライ級王者チャッチャイ・サーサクン氏(リングネームはダッチボーイジム)を招き、指導を受けている。チャッチャイ・トレーナーは「改善点を伝えるとすぐに対応できるのが彼の長所。パンチをよりシンプルに出せるように指導した」と説明した。

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