中邑「ただ、ありがとう」感謝の涙

 「プロレス・新日本」(30日、後楽園ホール)

 世界に羽ばたく異才が感動の涙で別れを告げた。今月限りで退団する中邑が新日本での最後の試合で勝利。決定している世界最大手WWEデビューへ向け、最後の雄姿を見に来たファンに「ここで生まれ、育ち、培ってきた中邑真輔を、まだ見ぬ世界にぶつけていきます」と宣言した。

 この日は200枚の当日券を求めるファンの長蛇の列ができ、100人以上が入手できなかったほど。大シンスケコールの中、中邑はともに新日本を低迷期から支えた棚橋らを相手にけいれん式ストンピングなど持ち味を発揮し、オカダの跳び蹴り、自身のボマイェの連携から石井が柴田を仕留めた。

 試合後は「レスラーとして生きている限り、物語は続いていきます。だから、さようならは言いません。ただ、ありがとう」とあいさつ。最後の「イヤァオ」、「一番スゴイのはプロレスなんだよ」で聖地を感動の渦に包んだ。盟友ケイオスの面々が総出でねぎらうと、このときばかりはあふれる涙が止まらなかった。

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