木村悠が王者ペドロ・ゲバラに挑戦
「ボクシング・12回戦」(11月28日、ゼビオアリーナ仙台)
木村悠(31)の世界初挑戦が25日、都内で発表された。相手は14年末の王座決定戦で八重樫東(大橋)を7回TKOで下し、2度の防衛に成功したペドロ・ゲバラ(26)。あこがれの緑色のベルトがターゲットだ。
電力・通信関係の商社に勤務し、平日は9時から5時まで営業に飛び回る。早朝と5時以降からが練習時間。あえて厳しい環境に身を置き、心身ともに鍛えてきた。一方、ゲバラも弁護士と二足のわらじを履く変わり種。「聞いて驚いた。自分も誇りを持って闘いたい」と意気込んだ。
木村は、八重樫をKOし、初防衛にも成功した王者の左ボディーを警戒し「腹筋強化に努めてます」と重点課題に挙げた。「八重樫や五十嵐(俊幸)ら同期が先にチャンピオンになっているので、同じ舞台に立つチャンスをものにしたい」と、商社マンボクサーが目の色を変えた。