日本ボクシング史上最速の6戦目で世界王座を獲得したWBC世界ライトフライ級王者の井上尚弥(21)と同フライ級王者の八重樫東(31)=ともに大橋=が15日、横浜市内で本格的な練習を再開した。
3度目の防衛に成功した八重樫は、約1週間のオフを「子供の入園式とかあって、休んだような休んでないような…」と振り返った。すでに次戦の相手が39戦全勝の軽量級最強ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)に内定。「今の時期に標的があるのはやりやすい」とプラスに受け止めるが、「後はメンタルが大事ですね。試合が近づくにつれて精神を削られると思うので、覚悟をする準備も必要かな」と遠くを見つめた。