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「WBC世界Lヘビー級タイトルマッチ」(28日、アトランティックシティー)
米国ニュージャージー州アトランティックシティで行なわれ、元王者のチャド・ドーソン(米国)が47歳の史上最年長王者バーナード・ホプキンス(米国)を2-0の判定(117-111が2人、114-114が1人)で破って王座に返り咲いた。
両者は昨年10月15日にもロサンゼルスで対戦したが、その時は2回にドーソンのレスリング行為で負傷したホプキンスが続行不能となり、試合はノーコンテストとなっていた。
“因縁の再戦”として注目を集めたこの一戦では、サウスポーのドーソンが長いリーチを有効に使って試合をコントロール。ジャッジの1人はドローと付けたものの、他の2人の採点が示す通り事実上は完勝で、10年8月まで保持していた王座を取り戻した。
「プラン通りにリズムを守って戦えた」と試合後に笑顔をみせたドーソンは、これで31勝(17KO)1敗。一方で昨年5月に46歳にして獲得した王座の防衛に失敗したホプキンスは52勝(32KO)6敗2分け2NC。過去2階級制覇を果たして一世を風靡してきた老雄も、この手痛い敗戦の後で引退の噂に取り巻かれ始めている。
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