ベッキー問題は男女差別!?
ロックバンド「ゲスの極み乙女。」の川谷絵音(27)との不倫騒動で休業中のタレント・ベッキー(31)について、英紙ガーディアンの電子版が「日本の芸能界にはびこる性差別」だと報道した。ハイヒール・リンゴはこれを「差別ではなく区別」であり、「国民性」に由来するものであり、直接的な原因は「タレントとクリエーターの違い」が大きいと、独自の視点で語った。
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ベッキーちゃんの問題で、イギリスで性差別的な報道があったけど、違うんじゃないかなあ。まず国民性の問題もあると思うんです。イギリスのタレントの状況は知らないけど、この件に関しては放っておいてくれと思う。言われる筋合いはない。
例えば、ドイツ人が嫌いな国の上位に韓国を挙げているんです(イギリス・BBC放送調査)。それは何故かというと、スポーツに政治を持ち込むからだそうです。確かにそうだなとも思う反面、でも国民性なので仕方ないとも思う。でもドイツはサッカーがすごい人気だから許せないんだと思う(※1)。先日、日本戦の時もありましたし(※2)。だけどそれが韓国の国民性なんです。
シマウマって白地に黒って思います?それとも黒地に白って思います?なんでかわかりませんけど、日本人は「白地に黒」って思う人が多いそうなんです。白がベースなんです。でもアフリカでは逆に「黒地に白」っていう人が多いそうです。結局それなんです。土地お国文化柄っていうのがあるから、どちらがいいか、正しいかっていうんじゃないと思う。
今回のベッキーちゃんの件もそう。それをAKBの峯岸みなみちゃんに彼氏できて髪を丸刈りにして謝罪したとかも持ち出してきた。そういうのが性差別なのかということですよね。私は違うと思う。「差別」と「区別」は違う。男女差は「区別」だと思う。男の人の方が力があるんだから力仕事をやってもらって、女の人の方が気遣いができるなら細かな仕事をとか…。男の人は俯瞰で見ることができるから、長期的なことに向いているというのもある。私なんか目先の10円、20円に走るけど、男の人は半年先にこれが1万円安くなるから待つとか。そういう特性があるから、それは区別であって差別ではないと思うんですよ。
またベッキーちゃんはタレントで、ゲスの川谷さんがミュージシャンやからというのもある。川谷さんは本人を売ってるわけじゃなくて、作品を売っている。タレントとして自身を売っているベッキーとは違う。男女の違いというより、「本人を商品」にしているか、クリエーターで自分の「作品を商品」にしているかの違いが大きい。
これが男女ひっくり返って、男性が直接的な表現者であるタレントで、女性がミュージシャンだったら、今回とまったく同じではないにしろ男性の方が仕事がなくなり、女性の方は変わらず曲は売れていると思う。
作品には共感してくれる人がいる。作者は悪いけど、作品には罪はないやんってことがあるので、良い作品であれば音楽は売れると思う。画家であってもその人自身は嫌いでも、画風は好きとなったら売れるじゃないですか。それをイチイチ「日本はそういう性差別がある」と言われる筋合いはない。そんな風に言われるのはいかがなものかなあと思います。
日本に性差がないとはいいません。あると思うけど、今回のベッキー問題は違うと思います。
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(※1)日韓W杯で韓国がドイツと対戦した際、「ヒットラーの子孫たちは去れ!」というプラカードを掲げた
(※2)U23アジア選手権の決勝前に、韓国のFWファン・ヒチャンが「慰安婦のおばあさんの話もたくさん出てくるし、歴史的な部分もある。最後の戦いは無条件で勝つ」と発言


