論外の育休不倫と清水アナの夫婦愛

 国会議員の育休取得を掲げながら、不倫をして議員辞職に追い込まれた宮崎謙介元議員(35)。ハイヒール・リンゴは「論外」と切って捨てるが、その一方で妻の金子恵美議員の発言に注目。また第1子出産後、わずか3カ月でガンで妻を亡くした読売テレビの清水健アナウンサーの故・奈緒夫人(享年29歳)との秘話を明かすとともに、“妻”たちのメンタルの強さに感嘆した。

  ◇  ◇

 宮崎議員は論外。何してんねんって感じ。彼女が素人やなく、タレントやったからバンバン名前も出てるけど、普通だったら伏せるところ。彼女がどういう風に出てくるか興味があった。“奥さん”の金子議員に対し、“浮気相手”ってはっきり言われるって。狩野英孝君の彼女の加藤沙里ちゃんみたいなキャラクターもいるし、宮崎議員の浮気相手が、次にどんなこと言うてくるか、めっちゃ興味ある。そういう意味で期待しています。

 そもそも育休不倫はあかんやろ。金子議員がどう言うか。コメント一回も出してないので、どういうことを言うのかにも注目してます。だってあの人は旦那さんより、市議から県議、そして国会議員への叩き上げで議員のランクとしても彼女の方が上という話。宮崎議員の辞職会見のときに「恥かいて来なさい」とホンマにおっしゃっていたならすごい女性やと思う。

 普通の時でも浮気されたら腹立つのに、子供産んでるその最中に浮気してるって!一番しんどい最中にですよ。もう許されへん。その当事者である奥さんがどんな発言するか。気になりますよね。

 宮崎元議員の件で、読売テレビ清水健アナウンサーが言ってたんやけど、あの子は奥さんを亡くして子どもを一人で育てています(※)。だからこそ「育休します」などと簡単に言ってほしくなかったって。こんなことで育児をする男の人が減ったりするのは寂しいって。

 清水アナが「112日間のママ」って本を書いたんですけど、私が本の帯を書かせてもらった。私が奥さんに最後に会ったときはもう結構きつい状態だったんやけど、ずっと笑ってて…ほんといつも笑っているええ子やった。

奥さんを亡くしてからは清水アナが自分のお母さんの手を借りながら奮闘して育ててて…そんな姿を見たら、「育休取る」とか「イクメンになる」とか、そんなに軽々しく言うな!って。私もシミケンのコメントに納得しました。

 奥さんは妊娠してから乳ガンが見つかった。相談されたとき、私は「残酷な事をいうけど、今回は諦めたら」と言った。「治療が終ったら、また子供ができる可能性もある。取りあえず今ある命が大事やから」って。でも清水アナと奥さんは3人で生きるという道を選択し、そういう治療をしてくれる病院を選んだ。

 そのときに奥さんが「病気になったのが私でよかったの」って。「これが旦那さんなら、(メンタル面で)大変なことになってた」と。それだけ自分の方がメンタル強いってこと言うてたし、実際、奥さんはメンタルが強かったと思う。絶対に自分でお医者様に病気の状況を聞かなかったんです。まず旦那が聞いてきて、それを奥さん説明するんです。普通やったら知りたいから、直接に聞きたいやないですか。でも奥さんは旦那からしか聞かなかった。それは一瞬弱いように見えて、すごい強いと思うんです。普通は知りたいから自分の病状をネットで調べたりとかすると思うけど、彼女はそれを一切しなかった。それってメンタルが強いからできたことだと思うんです。

 本当に清水アナはいい嫁に巡り合えたと思います。男の人って奥さんによって伸びたりしますからね。それを考えると、宮崎元議員も今後どうなるか、まだわからないと思います。

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 ※2015年2月11日に妻・奈緒さんを乳がんで亡くす。13年5月に結婚し、14年10月に第1子の長男が誕生したばかりだった。葬儀の喪主あいさつでは「息子が生まれ3カ月余り、あまりにつらすぎる現実です。情けないですが受け入れるには時間がかかりそうです」と言葉を詰まらせながら心境を語った。

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