【野球】Gブルペン支える田原誠次の疲労回復法

 7月から8月上旬にかけて、快進撃を続けてきた巨人。首位・広島の独走に待ったをかけ、最後まで諦めない姿勢を示している。野手では坂本、阿部、村田ら主軸が力を発揮。投手では成長著しい田口らの活躍に注目が集まっているが、開幕からブルペンを支えている田原誠次投手(26)の存在も大きい。

 チームにタイプの少ない右サイドスロー。アクセントのつけられる中継ぎとして、開幕ベンチ入りを果たした。シーズン前半は防御率が6点台に達することもあったが、徐々に減少。6月17日のロッテ戦(東京ドーム)から8月7日の広島戦(マツダ)まで13試合連続で無失点に抑えるなど、首脳陣の信頼も増している。

 プロ5年目の26歳。昨季終盤はヤクルトの“山田キラー”として注目を集めたが、故障が多く、シーズンでの最多登板はルーキーイヤーの32試合だった。今季は開幕から1軍を離れることなく、8月16日の中日戦(ナゴヤドーム)では50試合の登板をクリア。防御率も4点台を割り、3・92となった。

 初めて経験する長丁場のシーズン。夏場にコンディションを崩す選手は多いが、好調を維持できている秘けつのひとつが田原誠ならではの疲労回復法だ。「食事もあまり気にしない」「寝つきが悪く、朝まで眠れないこともある」と明かすが、欠かさないのが長風呂。「休みの時には1時間半、入る時もあります。本や携帯を眺めながら。疲れが取れるのが分かるんです」。遠征中も宿泊するホテルのバスタブにお湯をためるほどの風呂好きで、1日5回の入浴は当たり前だという。

 「シーズンを通してけがをしないこと。防御率を下げていきたい」と誓ってきた右腕。勝負の8月後半から9月にかけて、フル回転する覚悟はできている。(デイリースポーツ・佐藤啓)

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