【ライフ】ソムリエが選ぶ進化系文房具
人呼んで“文房具ソムリエ”。大阪・難波を中心に5店舗の文房具屋を出店する石津大さんは、39歳にして文房具歴32年を誇る。実家が文房具屋さんだったことから、物心がついたときには文房具がお友達。7歳にしてレジを打ち、19歳で本格的に店頭に立つようになり、はや20年。その博識ぶりから、とあるテレビ番組で、ソムリエの肩書きを与えられた。
今回、春の新生活にオススメの文房具を教えてもらおうと取材を申し込んだ。おじさまの心にヒットするようなモノを、とオーダーすると、「みなさん恐らく、浦島太郎状態だと思いますので(笑)」石津さんは待っていましたとばかりに笑みを浮かべた。
「文房具の世界は日進月歩。約200以上あるメーカーさんが、日々競って開発しています。一度買ったら5、6年は使われると思うのですが、半年もすれば劇的に業界は変化しています」。ムム・・。なにやら穏やかならぬ雰囲気。石津さん自信の進化系文房具を“テイスティング”させて頂いた。
★ついに出た!「折れない」宣言
■DelGuard Type-Lx (税込1080円/ZEBRA)
「従来なら、『折れにくい』だったとこをを『折れない』と言い切ったところが凄い」とソムリエにいわしめる、こちらのシャーペン。ペン先端の内部にバネを用いた機構で「車のサスペンションのようなものです。筆圧が高まったときに芯をカバーすることで『折れない』を実現しています」。発売1年半で累計1500万本を超えた文句なしの大ヒット商品だ。
「実は、全く違ったアプローチから『折れない』に辿り着いたペンがあるんです」と石津さんが取り出したのは、
■orenz(税込540円/Pentel)
「こちらは芯が減っていくのに合わせて、パイプが下がっていくタイプ。芯がちょっとだけ出ている状態をキープします。しかも驚きの0.3ミリで実現しました」。ともに書き味も抜群。「今の中高生にとって、シャーペンの芯は、もう折れないのが当たり前。『折れる話』をしても、そんな時代があったんだとビックリされますよ」。あわわ、今すぐ買います!
★仕事が変わる!?「ふせん」革命
■magnetic NOTES(100枚入り税込864円/株式会社ウインテック)
とにかくウソみたいに、どこにでも貼れる。オフィスの何気ない壁も、ホワイトボードに即変身!「静電気でくっつく仕組みになっているので、木でも石でも、隙間があろうと大丈夫。しかも貼ったままスイスイと動かせるので、ブレストやミーティングに最適です。また実はto doリストにもピッタリで、複数の社員が関わるプロジェクトの進行表に使えば、ダイナミックかつフレキシブルに、仕事を共有できます」。石津さんのお店でも、会社の役員クラスの人がまとめ買いしていくとか。これがあれば、自分もなんだかイケそうな気がするー!?
■ココサス(60枚入り税込389円/株式会社ビバリー)
「ふせんを貼っても、いざ開けたときには、そのページのどこが大事だったか忘れてしまっていたりしますよね。これは『ふせん本来の役割』を突き詰めた結果、ほんのひと手間加えることで、役割を完璧にした優れものです」。ミシン目で分割できる矢印型の先端を大事なところに貼れば、一目瞭然。目からウロコです!
★男を“上げる”おしゃれアイテム
■COLOR CHART バッグハンガー(税込2700円/銀座 伊東屋)
カフェなど、狭いスペースも、コイツを机にひっかけて上げることで、カバンがかけられる!
「変わり種ですが…。困ったときにスッと出すと、女性に喜ばれますよ。ホワイトデーなどちょっとしたプレゼントにも人気です」。カバンを“下げて”、男を“上げたい”と思います!
今回、ご紹介したのはほんの一部。ちょっとした工夫や、発想の転換でそれまでの「概念」を覆し続けている文房具の進化にビックリした。石津さんの「ステーショナリーマーケット」では、どんな商品でもサンプルを置いていて、試用ができる。もし石津さんを見かけたら、遠慮なく話を聞いてみよう。ソムリエのいる文房具が、ダンゼン面白い!(デイリースポーツ・百瀬 啓太)
●「ステーショナリーマーケット」なんばウォーク本店
大阪市中央区千日前1丁目なんばウォーク5ー5号
10:00~21:00
06-4708-8181





