天使の汗を撮った！

　女性アイドルグループ「Ｒｅｖ．ｆｒｏｍ　ＤＶＬ」の橋本環奈が３日、都内で行われた大手カラオケメーカーのイベントに登場した。橋本は無名時代、１枚の写真をきっかけに「天使すぎる」と話題になり人気に火がついた。カメラマンとしては興味深いエピソードで、「１０００年に１人の逸材」と言われる魅力に迫るべく、望遠レンズをイベント会場に持ち込んだ。

　テレビでは何度か見たことはあったが、取材前は正直、普通にかわいいアイドルという印象だった。

　激しいライブパフォーマンスをファインダー越しに追った。どの角度からも非の打ち所がない顔立ちであることがよく分かった。

　撮影を続けるうちに「色白は七難隠す」という言葉が浮かんだ。どんな女優やアイドルでも撮影していると、どこかにアラがあるもの。しかし望遠レンズで撮影しても、橋本に“難”は見当たらなかった。透き通るような色白の顔が、彼女の魅力の一つだろう。

　アイドルに必須の笑顔はもちろん、表情も豊かだ。ＡＫＢ４８を卒業した大島優子はその意味で、撮影していてまさに絵になるアイドルだった。橋本には大島と同じような光を感じた。

　全力でライブパフォーマンスを終えた彼女の顔は天使のように輝きを増し、宝石のようにキラキラと光る汗が浮かんでいた。

　「このイベントに参加できて、うれしいです。Ｒｅｖ．ｆｒｏｍ　ＤＶＬをよろしくお願いします」と声を弾ませる表情には、まだ少女のあどけなさが残るが、初めての“ナマ環奈”に非凡さを感じた。

（デイリースポーツ・開出　牧）