手倉森発言から気の早いリオOA枠予想
Jリーグの開幕前のキャンプ真っ盛り。その各地を、リオ五輪を目指すU‐21日本代表を率いる手倉森誠監督が飛び回っていた。6日には、宮崎市内で行われた横浜M‐福岡の練習試合を視察し、該当年代のMF熊谷アンドリューやMF喜田の動きをチェックした。
その際に気になる発言があった。リオ五輪には23歳以下の選手しか出場できないが、この原則外の選手、いわゆる「オーバーエージ枠」について「原さん(専務理事)と話しているところでは、その世代に足りないところを補える選手。これから日本代表の中心になる選手を考えるべきではないか」とした。
さらに、「悔しい思いをした選手にはチャンスがあるかも」とロンドン五輪出場を逃した選手に白羽の矢を立てる可能性を示唆した。そこで、気が早すぎることは承知の上で、オーバーエージ招集の選手を予想してみた。
「これから日本代表の中心になる」、「ロンドン五輪を逃した」というキーワードから真っ先に浮上するのが、大迫勇也(ドイツ2部・1860ミュンヘン)だ。ロンドン五輪予選でレギュラーとして活躍しながらも、まさかの落選。当時は1トップとして迫力不足と判断されたと見られるが、昨季のJ1で19得点を奪い、さらに自分を高めるため、鹿島からドイツへの移籍を決断した。26歳で迎えるリオ五輪は心身ともに充実しているだろう。
中盤ではボランチの柴崎岳(鹿島)が思い浮かぶ。試合の流れ全体を見る戦術眼の高さはJリーグ全体でも随一。昨季は34試合全試合に出場しており、クラブでは確固たる地位を築いている。ザックジャパンのボランチ争いには絡めていないが、W杯後に監督が代われば評価も変わる可能性が高い。
そして、なんと言ってもロンドン五輪世代で日本を背負うべき存在なのが、柿谷曜一朗(C大阪)だ。12年のロンドン五輪や、それ以前のアジア予選の期間は、C大阪での遅刻をきっかけにJ2徳島へ期限付き移籍をしていた“修行時代”。4年遅れで五輪を経験する資格はあるはずだ。
もちろん、現時点では五輪出場権を得るはるか前。手倉森監督は「まだ何も頭にないよ」と具体的な選考をしているわけではない。それに、選手が海外に移籍した場合は容易に招集できない場合もある。ただ、こうした予想をあれこれできるほど、ロンドン五輪を逃した選手の中に才能にあふれた選手がいることが、喜ばしいと切に思う。
(デイリースポーツ・広川 継)





