阪神・藤浪 自己ワースト7失点…

1回、スコアボードに刻まれた158キロの記録=甲子園(撮影・保田叔久)
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 「阪神-広島」(8日、甲子園)

 阪神の藤浪が、5回を8安打で自己ワースト記録となる7失点を喫して降板した。108球で自責点2。初回に自己最速、球団史上最速となる球速158キロを記録するなど序盤から直球は走っていたが、左打者6人が並ぶ広島打線に制球の甘さを突かれた。

 0-0の三回に大量失点した。先頭の田中に左前打を許すと、菊池の犠牲バントを捕手・梅野が二塁へ悪送球。走者一、二塁とピンチを広げた。丸、新井を三振に斬って2死としたが、松山に153キロ直球を左前へ運ばれる先制適時打。野間に四球を与えて2死満塁から、木村昇に押し出し四球を与えた。

 続く会沢に走者一掃の左線適時二塁打を喫して一挙5失点。四回にも先頭の田中に右中間二塁打を許すと、1死二塁から丸に中堅へ2ランを浴びた。藤浪は「調子自体はよかったと思いますが、相手に捉えられるような投球になってしまいました。ゲームをつくれず申し訳ないです」とコメントした。

 藤浪の1イニング5失点は2013年9月21日・ヤクルト戦(甲子園)、14年4月8日・DeNA戦(甲子園)に次いで3回目。1試合7失点は通算56試合目の登板で自己ワーストとなった。

 これまでは前々回登板の4月25日・広島戦などの6失点が最多だったが、不名誉な記録の方も塗り替えてしまった。

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