大相撲名古屋場所(7月10日初日・愛知県体育館)で4場所ぶりの優勝を目指す横綱日馬富士が30日、名古屋市瑞穂区の伊勢ケ浜部屋での稽古で軽快な動きを見せた。幕内宝富士、十両誉富士と計22番で21勝。相撲を取る本格的な稽古は名古屋入り後初めてといい「いい汗をかけた」と充実感を漂わせた。
四股やてっぽうなどでしっかり体を動かし、最後に土俵へ。関取衆相手に日馬富士らしい低く鋭い攻めが光った。
綱とりで注目を集める大関稀勢の里の充実ぶりには「気持ちが落ち着いているのでは」と分析。その上で横綱の地位については「なるべき人がなる。運命じゃないかな」と述べた。