大相撲春巡業、若手の稽古低調 尾車部長「巡業大事」と奮起促す

 大相撲の春巡業が31日、兵庫県姫路市で行われたが横綱、大関陣の申し合い参加は大関豪栄道だけ、若手の稽古内容も低調だった。土俵に凹凸があり、負傷のリスクがあることも影響したが、尾車巡業部長(元大関琴風)は「巡業が大事。ここを格好の場にした力士が上にくる」と奮起を促した。

 春巡業は横綱鶴竜、人気者の遠藤ら休場者が多い。春場所13勝の関脇照ノ富士は準備運動のみ。逸ノ城はコンタクトレンズ着用のままの不注意で右目を痛め、午前中に病院に。右肘炎症のため、ぶつかり稽古で胸を出すことしかできない横綱日馬富士は「努力しないと運はついてこない」ともどかしそうだった。

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