若乃島、天国の元師匠に報告

 大相撲名古屋場所(7月13日初日・愛知県体育館)の番付編成会議が28日に開かれ、若乃島(29)=本名再田史也、芝田山部屋=が初土俵から所要85場所と史上4番目の遅さで新十両となった。

 夏場所中の18日に入門時の師匠、先代放駒親方(元大関魁傑)の西森輝門氏が急死。東京都杉並区の部屋での記者会見前、旧放駒部屋で霊前に手を合わせたといい「もう1週間長生きしてほしかったけど、いい報告ができた」と声を詰まらせた。

 鹿児島県奄美市の赤木名中3年で団体の全国制覇。進学を希望したが、足しげく奄美に通った西森氏に「親孝行したいならプロに行った方がいい」と口説かれた。

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