山口蛍3戦フル出場も「精度が…」

 「東アジア杯、日本1-1中国」(9日、武漢)

 日本は中国と引き分け、大会初の最下位に沈んだ。韓国戦で豪快なミドルを決めるなど、3戦連続フル出場で存在感を示したMF山口蛍(C大阪)は「最後の最後、シュートを打つところとかだったり、そういうとこの精度が足りなかった」と振り返った。

 ボール奪取能力に定評がある山口は、後半25分に、永井が中国選手を追い込んだ後にボールを奪い、武藤の決定機に繋げた。シュートも後半3分、37分とミドルを試みた。だが、相手守備もあり打ち切れず。ボール保持に気を配るシーンも目立ったが、試合を決めるプレーは出せなかった。

 大会を振り返り、「最後のスルーパスだったり、パスのクオリティーが…。やっぱり疲れてくると落ちてきたので、そこの精度が足らなかったと思います。ボールはある程度支配できたと思いますけど、最後の最後、シュートを打つところとかだったり、そういうとこの精度が足りなかった」と課題を挙げた。

 中国戦で速攻と遅攻を使い分けられた点は、「中盤でボールを持つ時間が増えたと思う」とポジティブにとらえつつ、「いかにして効果的にパスを出すかっていうのが、これからの課題になると思います」と前を向いた。

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