サッカーのブラジル代表ＦＷネイマール（２３）＝バルセロナ＝が１４日、１泊２日で弾丸来日し、都内で自身がサポート契約を結ぶ寝具メーカー「東京西川」のイベントに参加した。

　この日、オフを過ごしていた米国から到着したネイマールは、予定時刻を２０分ほど遅れて登場した。パンツは黒、シャツは濃紺と上下デニムで統一。キャップを後ろ向きにかぶり、黒縁眼鏡というラフないでたち。昨夏に続く２年連続の２度目の単独来日に「また日本に戻って来ることができてうれしい」と、爽やかな笑顔を見せた。

　イベントは一般非公開で開催されたが、世界的スーパースターを一目見ようと会場周辺には数百人があふれかえる騒ぎとなった。

　バルセロナ加入２年目の昨季はリーグ戦、国王杯、欧州チャンピオンズ・リーグ（ＣＬ）の３冠を達成。欧州ＣＬでは１０得点でメッシ（バルセロナ）、Ｃ・ロナウド（レアル・マドリード）と並び得点王に輝いた。

　リーグ戦でも２２得点を挙げ、メッシ、スアレスとの“ＭＳＮ”トリオは計１２２ゴールを量産。「たくさんの夢がかなった素晴らしいシーズンだった。２年目は仲間との絆も強くなり、リラックスしてシーズンを迎えられた。世界最高のプレーヤーたちと一緒にプレーする幸運にも恵まれた」と振り返った。

　サッカー教室では、３０人の子供たちを前にリフティングやヒールリフトなど華麗なテクニックを披露。「夢の話がしたい」と切り出したネイマールは、「君たちと同じくらいの年齢の時、ずっとプロサッカー選手になりたいと思って努力して練習してきた。夢をあきらめないで、みんなも夢を追い掛けてほしい」と言葉を贈った。

　イベント終了後、慌ただしく会場を後にしたネイマールは、１５日に離日する。次回の来日は１２月に日本で開催されるクラブＷ杯となる予定。