独移籍の武藤泣いた「自分は幸せ者」

 試合後、サポーターの声援に応えるFC東京・武藤=味スタ
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 「J1、FC東京3-2清水」(27日、味スタ)

 ドイツ1部マインツへ移籍するFC東京のFW武藤嘉紀(22)が国内最終戦に出場。惜別ゴールはならなかったが、FW前田のゴールをアシストするなど勝利に貢献した。試合後の壮行セレモニーでは「泣かないと決めていたんですけど…」と涙しながら、ドイツでの活躍を誓った。

 試合後、場内を1人で1周し、詰めかけた41363人の観衆にあいさつ。何度も頭を下げ、感謝を表した。続けての壮行セレモニーには、慶大サッカー部の須田芳正監督や両親も駆けつけ、花束を贈呈した。半生を振り返る映像も場内に流され、武藤の目には涙があふれた。「僕に携わってくれたすべての人々のおかげだと思っています」「自分は本当に恵まれていて、幸せ者だとあらためて実感しました」などと、何度も声を詰まらせながらスピーチした。

 続けて、「何ひとつタイトルも結果も残せなかったですけど…。この恩は日本代表、そしてドイツで結果を出して返していきたいと思います。日本に帰ってきたら是非、温かくFC東京に迎えていただけるとうれしいです。本当に1年半、幸せでした。ありがとうございます!」と、サポーターや選手、スタッフ、関係者に感謝した。

 FC東京イレブンから胴上げされ3度、宙を舞った。再び場内を1周した武藤は何度もタオルマフラーで涙をぬぐい、サポーターに深々と頭を下げた。 武藤の今季のリーグ戦成績は17試合10得点。通算成績は51試合23得点。

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