「Ｊ２、横浜ＦＣ２－２長崎」（１９日、ニッパツ）

　横浜ＦＣのＦＷ三浦知良が先発出場し、前半１２分にヘディングで先制点を挙げた。自身が持つＪリーグの最年長得点記録を４８歳１カ月２４日に更新した。カズダンスも披露した。試合は２－２の引き分けに終わり、自身のゴールを勝利につなげることはできなかった。

　ＭＦ佐藤のＦＫをＦＷ大久保が頭で折り返すと、ゴール前で待ち構えていたカズがヘッドでゴールネットを揺らした。ゴールの熱狂そのままに、カズダンスへ。軽やかなステップを見せると、最後は腰を落として右手を突き上げた。

　カズは「相棒のジャンボ（ＦＷ大久保）からいいボールが来たので、半分以上ジャンボのゴールだと思っています。いいコンビネーションでゴールを決められたことは良かったのですが、開幕してからまだホームで勝てていないので、チーム全員の力で、次の試合はホームでサポーターに勝利を届けたいと思います」とコメントした。自身は後半２７分にベンチに退いた。

　カズのゴールは４月５日の磐田戦以来、２試合ぶりで、今季２得点目。ホームに限れば２試合連続となった。

　カズは、野球評論家の張本勲氏から１２日放送の「サンデーモーニング」（ＴＢＳ系）で「おやめなさい」と引退を勧められたことが話題になっていた。カズは「もっと活躍しろと言われているんだと（思う）」と激励と受け止め、これに張本氏も１９日の「サンデーモーニング」で「先輩の助言を頑張れと、一生懸命やれと言ってると思いますと（反応した）。こんなこと言う人がいるのかと（思った）」と感銘。「あっぱれ！」と発言していた。