カカウ スーツケース13個にギターも
J1・C大阪への加入が合意に達している元ドイツ代表FWカカウ(33)が14日、羽田空港を経由し、大阪空港着の航空機で家族とともに来日した。
13個のスーツケースに加えギターケースという大荷物。計12時間のフライトにやや疲れを見せながらも、「日本に来られて本当にうれしい」と笑みを浮かべた。
今年6月に契約満了でシュツットガルトを退団して無所属となっていたカカウだが、シュツットガルト時代に知り合ったフィジカルコーチが作成したメニューを消化し、シュツットガルトBチームの練習に参加するなど3週間以上トレーニングを積んでいる。「何%かというのは難しいが、コンディションはいい。後はボールワークを積み重ねることが必要」と早期の試合出場に意欲を示した。
降格危機脱出へ救世主となることが期待される。C大阪は8戦未勝利で15位と低迷。残留争いについては、カカウ自身も13‐14年シーズンに8連敗を喫するなど15位に終わっており、「シュツットガルトでも経験している。チームが一つになり、共通意識を持って状況を打開していくことが大切」と話した。
カカウは15日にメディカルチェックを行い、その後正式契約を結ぶ。チーム合流は16日の予定で、川崎戦(16日、等々力)には出場しない。