アジア枠削減に「危機感」と大仁会長

 日本サッカー協会の大仁弥邦会長は27日、W杯ブラジル大会から帰国した成田空港で記者団の取材に応じて「非常に心配。危機感を持っている」と語った。今回のW杯ではアジア勢が未勝利に終わり、次回大会からアジアの出場枠が削減される可能性が出てきたためだ。

 今大会には「アジア枠」として日本、韓国、イラン、オーストラリアの4カ国が出場したが、いずれも1次リーグで敗退している。しかも1勝もできない結果に終わり、大仁会長も「非常に心配」という言葉で事態を捉えている。

 日本代表チームはこの日夕、大仁会長らの便より遅い航空機で帰国した。2002年の日韓大会、前回10年の南アフリカ大会に続く決勝トーナメント進出を目指したが、結果は1勝もできず敗退となった。

 初戦のコートジボワール戦はエース本田のシュートで先制したものの逆転負けを喫し、続くギリシャ戦は0‐0の引き分け、第3戦のコロンビア戦では、ほぼ「1・5軍」級だった相手に1‐4の惨敗に終わった。

 アジア勢の出場枠削減の可能性については田嶋幸三副会長も「アジアの人口、国の数を考えたら、4・5枠を死守するために、われわれは戦わねばならない」と、来年5月の国際サッカー連盟(FIFA)の理事選挙を見据えていた。

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