井上尚と八重樫が本格的に練習再開

本格的に練習を再開した井上尚弥(右)と八重樫東
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 世界2階級制覇王者でWBO世界スーパーフライ級王者の井上尚弥(23)と世界3階級制覇王者でIBF世界ライトフライ級王者の八重樫東(33)=ともに大橋=が22日、横浜市内のジムで本格的に練習を再開した。

 ともに5月8日に防衛戦を終え、この日が本格的な練習の再開。井上尚は試合で両拳を、八重樫は試合前に左肩を故障しており、次戦に向け回復具合も気になるところだ。

 井上は「打撲だったのでもう大丈夫です。試合後1週間くらいで腫れはひいて、1カ月弱休んで打ち始めた。スパーリングは来週から、週3くらいでやっていきます」と順調な回復ぶり。V3戦は9月になる予定だ。

 一方、八重樫は試合前に左肩を痛め、苦しい初防衛戦を乗り越えた。「まだ違和感がある。クセにしてしまってもよくないので、しっかり治したい」と、慎重な構え。それでも「やれることはたくさんあるから」と、下半身を中心に、じっくりとトレーニングを積んでいる。

 「激闘王」の異名を持つが、打ち合いのファイトスタイルを心配する友人、知人が多く「八重樫は壊れているんじゃないか、と心配する声が多い。そんなに打たせないようにしたいけど、こればかりは分からない。できるだけ心配をかけないよう、次は違った自分を見せたい」と、ディフェンス面を強化したスタイルを模索している。

 大橋秀行会長によると「八重樫はケガのことがあるので、様子をみたい」と、次戦の時期についての明言は避けた。

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