性同一性障害公表の真道ゴー計量パス
「WBO女子世界ダブル世界戦」(13日、後楽園ホール)
調印式と前日計量が12日、都内の日本ボクシングコミッションで行われ、バンタム級は国内女子初の世界3階級制覇王者、藤岡奈穂子(40)=竹原慎二&畑山隆則=が53・2キロ、挑戦者で元WBC女子世界フライ級王者の真道ゴー(28)=グリーンツダ=は53・4キロで一発パスした。
2階級制覇に挑む真道は「私も強いチャンピオンなので、互いに楽な相手ではない。3年前にスパーリングをしたことがあり、互角だった。(一番強いと言われているので)その頃から気にくわなかった。かなわないとは思わないし、勝って女子のてっぺんに立ちたい」と気迫十分に話した。
真道は性同一性障害を公表し、この試合後には性別適合手術(性転換手術)を受け、男性としてリングに上がる考えを示している。JBCでは「まだ、そういう申し出を受けてはいませんが、現実的には難しいのではないか」と非公式にコメントしている。
一方、藤岡は「体調は万全だが、やってみないと分からない。楽には勝てない相手」と警戒していた。





