三好喜美佳が東洋太平洋女子2階級制覇
「ボクシング・東洋太平洋女子スーパーフェザー級タイトルマッチ」(6日、川崎市とどろきアリーナ)
同級1位の三好喜美佳(32)=川崎新田=が王者・水谷智佳(34)=宮田=を大差の判定(80-72が2者、79-73が1者)で下し、新王者となった。三好は13年2月に東洋太平洋女子バンタム級を獲得しており、3階級上げての挑戦で2階級級制覇を達成した。
1回から好戦的に前に出た。最後までスタイルを変えず、手数と有効打で王者を圧倒した。体格差があったが「圧をかけられないよう前に出る作戦がはまった。スタミナはもともとあるので、最終8ラウンドまでフルに闘えました」と会心の笑みを浮かべた。
一見、無謀にも映る3階級アップしてのタイトル挑戦だが、バンタム級で減量に苦しんだだけに「やりたい階級だった。バンタムでは大体7キロ落とさなければならなかった。スーパーフェザーだと2・5キロくらいです」と言う。
今後は世界王者を目指す。
水谷は10年にタイトル獲得した後、挑戦者がなく、6年越しの初防衛に失敗した。
